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・ウィビ・スルヤディ:A touch of Romantic(Philips452 144-2)

c0174036_20282886.jpgYoutubeに左手版「彼こそは海賊」をアップしているスルヤディのアンコール的な曲を集めたアルバムです。冒頭のドビュッシーの月の光から最後の亡き王女のためのパヴァーヌまで、リズムは崩れるが、思いがけない内声を抉り出すのが巧み、という特色が一貫して現れています。技巧もなかなかだと思うのですが、どうも安定感が感じられません。おそらくコンサートで映えるタイプで、CDだと彼のマイナス面のほうが強調されてしまうのかな。あとメンデルスゾーンの春の歌の装飾音符を思いのほかすっきり捌いていたのが印象的でした。



・スラットキン&セントルイス響:ガーシュウィン作品集(VOXBOX CDX5007)

c0174036_203759100.jpgヘ長のコンチェルトや2つのラプソディーなどを収めたCDで、ピアノはジェフリー・シーゲル。オーケストラ、ピアノともになかなか頑張っているのですが、録音がすべてを駄目にしている印象があります。弱音部ではあまり気にならないのですが、音が大きくなるとまるでスピーカーの前にカーテンでも引いたかのように音像がぼやけます。ガーシュウィンの巧みなデュナーミクの変化によるカタルシスを見事に裏切られるので、かなりフラストレーションがたまります。イライラ。ところでガーシュウィンのコンチェルトについては某なくそしすとさんがそろえてらっしゃるようなので、今後は彼のレコメンド版を買うように心掛けます。



・イ・ソリスティ:ブランデンブルク協奏曲第5番他(CMCD-28057)

c0174036_20442447.jpgバッハ作品の中でブランデンブルク協奏曲5番ほど楽しい曲は無いんじゃないでしょうか。親しみやすいメロディーと優れた対位法、それぞれの楽器のヴィルトゥオジティが発揮され、わくわくさせられることしきりです。さてこの曲ではとくにチェンバロの活躍が著しいのですが、このCDだとチェンバロの音がかなり遠いです。ブリツィのクラヴィオルガンがとても上手いだけに残念でなりません。併録のイタリア協奏曲は前回(CMCD-28012)の再利用ではなく新録音になっています。前回よりも「バロック的」な協奏曲を意識したと思われるオルガン部分とチェンバロ部分の配分に説得力があってすばらしかったです。
by fiorentino_lynott | 2010-04-19 20:57 | クラシック音楽


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